八木山球場の面影

 

  八木山球場の当時と今は、以下から縮尺と航空写真の年次を選んで見ることができる。

   

「Googleマップを使って過去の地形図や空中写真を見る」

http://user.numazu-ct.ac.jp/~tsato/webmap/map/gmap.html?   ll=34.446976,132.397467&z=17&data=history&t=h&vm=y&vo=y

 

 「八木山動物園」と入力して検索。左上のドロップダウンリストで写真、地図を選択。

 写真1963ではまだ球場然とした形態だが、写真1975では動物園の施設が見える(動物園の移転は1965年)。

 

 一番上の地図でも拡大すると球場の輪郭が読み取れる。

 

 拝借ばかりで恐縮だが、航空写真で野球場と現在の動物園の比較があるブログ。

  

 

  ・八木山放送局Netさん

 http://kirokueiga.seesaa.net/article/378172830.html

   ・IKさん

https://ameblo.jp/genmatsu/entry-10084961120.html

          

 

 


八木山球場とベーブルース

 

 八木山球場でベーブ・ルースがホームランを打ったのは昭和9年の秋。

 

 その年の11月に来日した大リーグ選抜は、現在まで来日した大リーグチームの中でも最高のオールスター・メンバーだったという声が高い。 

 

 何しろメンバーが「野球の神様」ベーブ・ルース、「鉄の馬」ルー・ゲーリッグ、「精密機械」チャーリー・ゲリンジャー、「野獣」ジミー・フォックス、左腕のエース「レフティ」ゴーメッツ等々。  

 

 メンバーのうち6人が野球殿堂入りするレジェンド。綺羅星のような豪華布陣である。

 

 

 

 全米チームは11月2日に来日、4日の神宮球場を皮切りに12月1日まで北は函館から南は小倉まで18試合を行い、混合紅白戦を除く日本チームとの試合で16戦16勝する。

 

 16試合での得点181、失点36、完封試合4、1失点試合4。

 1試合平均でホームラン2.7本、得点11点以上をたたき出して失点は2点ちょっと。(大戦前夜のベーブルース) 

 

 オフシーズンでのはるか極東への長い船旅、交流行事や観光も兼ねたツアー日程にもかかわらず、圧倒的な横綱相撲である。