連坊駅

 副駅名は仙台一高前。 

 

 駅名のもとになった連坊小路は、藩政時代は足軽の町だった。かつては陸奥国分寺の門前の東西に通る広い通りに多くの僧坊が並んでいたため連坊と呼ばれ、この連坊に通じる道が連坊小路と呼ばれたという。

 

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佐々久「仙台あちらこちら」宝文堂

 

 

 また、連坊小路から南へ下がった南染師町の東側の小保(おぼ)町というところに遊郭があり、そこに通う時に、連坊小路特産の編み笠を買って通ったことから、恋慕小路といったという説もあるらしい。(何か微笑ましい)

 

 

 明治以降は連坊小学校、仙台一中、東華女学校などが建設され、文教の色彩豊かな地区へと変貌を遂げている。

 上掲「仙台あちらこちら」によれば、かつて連坊小路に「レーンボー」というカフェがあったという。

 

 連坊小路は地下鉄東西線の建設に合わせて都市計画道路として拡幅整備され、地下に連坊駅が設置された。